1.出展テーマを決める
テーマを共有する
展示会に出展される方はには明確な目的があります。収益UPや新規顧客の獲得が大半を占めると思います。その為には、社員はじめ参加するスタッフが同じ方向を向く=テーマを共有することが大切となります。
会社が大きくなる程部署は別れ、それぞれ独立した動きが増えてきますので、展示会場でも、バラバラな部署の集団となってしまいがちです。
同じ方向を向く
企業における展示会へのブース出展は、非常に重要なマーケティング手法のひとつでもありますので、皆が同じ方向を向き、今後の会社の士気を高めるためにも、まずは共有出来るテーマを決めることが一番重要になります。
またテーマは、展示会の準備を進めていく上で行き詰まったり、意見が分かれた時の基準点にもなります。
2.ストーリーを考える
イメージすること
展示会場の入口から出口までの間をイメージしてみてください。展示会場という競合他社が多数出展している中で、目をとめていただき、関心を持ってもらうためにはどのようなアプローチをするのが有効か?来場者の導線に対してどうアピールポイントを持ってくるか?など、イメージしておく事は重要なポイントです。
3.カラーを決める
会社のイメージカラー
カラーには2つの意味があります。まずは色そのもの。社名に使用されている色や、御社が何か打ち出す際にベースとしている色。ブースを製作する際に必ず確認していただきたい項目です。もちろん数色あっても結構です。その色がブース全体やノベルティにも使用するイメージ色になることが多いです。「○○会社」といえば「○色」となれば尚良いでしょう。
印象を与えるカラー
もうひとつは色が持つ雰囲気。やわらかいイメージやシャープなイメージなどお客様に与える印象の色。こちらの色を基調にする場合は、御社がお客様に与えたいイメージを明確にしていただきたいのです。「?周年記念」「新商品発売」などの特別なイメージを打ち出す際は、通常イメージとはかけ離れたものも良いでしょう。しかし、それも基本となる色がある上でのこと。
以上を踏まえた上で基調とするカラーを考えていきます。出展経験のある方は今一度ご確認ください。そして未経験の方はまず自社のカラーを確認することから始めてください。
4.お客様リストを集める
新規顧客の獲得をめざして
展示会出展の最大の目的である新規顧客の獲得。展示会から売り上げにつなげるためにはまず、自社ブースへの来場者数を増やすことが大事になります。競合各社、この日に照準を合わせて力の入った展示となっております。では、どこで差別化をはかるのか?展示会場での手段は一つ!訴求力の有るブース作りです。ちょっとした工夫だけでもお客様の流れは大きく変わります。
5.売り商品を決める
勝負に出るための商品
企業様の事業内容によって、豊富な数の商品が自社ブースに並べられる企業様もあれば、単品勝負の企業様もあります。展示会では、仕入れ担当者の気持ちをつかむことが大切になります。限られたスペース、時間の中で観ていただく事になりますので、あれもこれもではなくこれ!は絶対のオススメと、できるだけ絞り込むことが大切になります。半額セールで店頭商品を買うつもりが、他の商品も手に取っていたことはないでしょうか?展示会も同じ、お客様の心を最初にぐっとつかむことが大事なことになります。
6.ブースの構えを決める
入口があれば出口もある
とても単純なことなのですが、意識するとしないで大きな差が出てきます。1コマブースで例えると、壁面に沿って商品の陳列をします。この場合、入口はあるのですが出口がありません。これは目的を持ってお越しのお客様の場合は抵抗なく入ることが出来ますが、通りすがりの方には入りにくいブースとなってしまいます。通りすがりのお客様でも見てもらうことで、興味を持ってもらい、必要なものを見つけてもらうことに繋がるかもしれませんよ。
来場者の導線を考えながら
そのためには来場者の導線を考えながら入口と出口の場所を、川の上流から下流へ誘導するように設けなければなりません。ただ綺麗で目立つだけでは入りづらい、、なんてことになってしまいがち。それだけにブースの構えが重要なのです。意識する事で大きく変わってくること間違いなしです。
7.とにかく目立たせる!
動画の有効活用
スーパーマーケットやサービスエリアで、動画による商品紹介に思わず足を止めることありませんか?動きのない商品の中に、映像によって動きがあると興味のないものでも見てしまうものです。
いかに興味をもってもらうか
展示会という大きな空間でいかに興味をもってもらうか、足を止めてもらうか、これが集客につながる大きな課題です。その中で有効なスパイスとなってくれる素材の一つに映像や音があります。展示ブースの装飾は音や映像も含めて設営することが効果的です。